京の地酒

HOME酔いどれぶろぐ > 熱燗のつけ方

酔いどれぶろぐ

熱燗のつけ方

08年11月25日(火)

yoi_081125.jpg こんにちは、酒リーマンです。めっきり寒くなってきて毎朝起きて仕事に行くのが嫌な季節がやってきました。こんな寒いときには燗酒で温まりたいですね。
今回のブログは美味しい燗酒のつけ方というテーマで書きたいと思います。なお燗酒のつけ方につきましては日本酒好きの間でも様々な意見があることを承知しての内容となっておりますのでご容赦下さい。
 さてみなさんはお酒を温めるときにどのような温め方をしますか?電子レンジといった人もいるでしょうし湯煎といった人もいるかと思います。また同じ湯煎にしても水の状態から温めるのか、お湯につけるのかによっても変わってきます。

 個人的に好きな燗のつけ方はとても簡単です。
1. まず小鍋に水を七分目くらいまで張ります
2. 火をつけて85℃くらいまで鍋の水を温めます。
3. 陶器のコップにお酒を入れて鍋に突っ込み弱火にします。
4. 適度にかき混ぜて温度のムラを調整して適温で出来上がりです。

 燗酒の魅力は一言では語りつくせませんがほんとに素晴らしいです。冷酒を飲んでいるとどうしても体が冷えてきますが燗酒ではそんなことはありません。燗酒を美味くつけて呑むと食欲もアップします。これからの時期は鍋が食卓にあがる機会も多くなると思いますので、燗酒をチビチビやりながら鍋を食べるなんて最高のシチュエーションです。
 実は燗酒と一括りにしてしまいましたが燗酒は温度帯によって名称が異なったりします。名称を知っているからといって味が変わる訳では無いのですが、参考のために申し上げておきますと30度近辺が日向燗・35度近辺が人肌燗・40度近辺がぬる燗・45度近辺が上燗・50度近辺が熱燗・55度近辺が飛切燗となります。あと60度を超える煮切り燗というものもあります。

 これからは新酒の時期になり、まだ若いお酒もたくさん出てきます。お酒によってまだ硬さを感じた場合は適温よりちょっと高めの温度につけて硬さをとってやるという技もあります。
 日本酒は温度によって全く味が変わるお酒です。一つ一つのお酒の特徴を見つけて美味しくお酒を呑んであげてください。