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日本酒コラム

日本酒の種類と特徴

吟醸酒
果物のような華やかな香りと淡麗ですっきりした上品な味、のどごしのなめらかさが特徴。精米歩合60%以下(米の外側を4割以上削る)の白米と米こうじ、水、醸造用アルコール(白米重量の10%を超えない)を原料とし、低温(10度前後)でゆっくり発酵させて造ったお酒。米、こうじ、水だけでつくったものを「純米吟醸」と呼んでいます。

大吟醸酒
精米歩合50%以下の白米と米こうじ、水、醸造用アルコール(を原料とし、吟醸造りにより、醸造したお酒。香り高く、酒造りの粋を集めた贅沢なお酒です。

純米酒
米と米こうじ、水で作ったお酒。コクのあるお酒ですが、最近ではソフトタイプの商品化も進んでいます。

本醸造酒
精米歩合70%以下の白米と米こうじ、醸造用アルコ-ルが原料。純米酒に近い香味を持ちながら、比較的淡麗でまろやかなお酒です。

古酒
1年以上の長期間熟成されたお酒。最近では3年、5年、10年と熟成させた古酒もあります。白ワイン、老酒にも似た色、バランスの取れた渋み、苦味に独特の味わいがあります。

生酒
もろみを搾ってこしたままの、一切加熱処理をしていないお酒。酵母や酵素が生きていて、しぼりたてのフレッシュな風味が特徴です。生貯蔵酒は生酒の状態で貯蔵し、出荷前に一度だけ熱処理をしたものです。

原酒
もろみを搾ったあと、水を加えないお酒。アルコール分が18%から20%ぐらいの濃厚なお酒です。生酒をはじめ、長期貯蔵の古酒など様々なタイプの原酒があります。

にごり酒
発酵を終えたもろみを目の粗い布やふるいでこしたお酒。白く濁っていて、もろみの風味を味わえます。火入れをしていないにごり酒は、酵母や楮が生きているので、発泡性があり、活性酒とも呼ばれます。