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着物美人

もりた もとこさん

 着物のメッカ、京都・室町で着物の店「omo」を開店して3年目になります。最近やっと、近所の呉服商の方々にも認知され、反物や帯をうちのウィンドーで飾らせていただく関係もできてきました。
 とにかく着物が大好きです。生まれたところが室町御池上ルで、着物は小さい時からの憧れでした。自分で着るようになったのは、01年ごろからです。オリジナルな着物を作りたいと、当時「kimonoインターネット」というサイトで変わった素材や斬新な色あわせの着物コーディネートを提案していたので、当然自分でも着てアピールしていました。
 昔から着物地を集めるのが趣味で、天神さんや弘法さんの市で古い着物を買いあさっていました。古い着物地を仕立て直したり、外国のカーテンやソファの生地、テーブルクロスでも「これは使える」とピーンときたら、帯や小物に仕立てます。洋服のように楽に着て欲しいので、店では安価な木綿やお太鼓と分けた2分式の帯や反巾帯も置いています。
 日本の着物は本当によく考えてあり、仕立て直したり染め直せば、2、3世代は着られる合理的な衣類です。羽織を帯に仕立てたり、地味な振袖に金を足して豪華にしたり…。そんな器用な仕事ができる職人さんを大切にしたい、そんなことも考えるようになりました。
 私自身、これまで着物を楽に着たいと思ってきましたが、最近は綺麗に見えるように着たいと思うようになりました。もっとこれから楽しんで生きたいと思います。どうか、着物を「タンスの肥やし」にだけはしないでくださいませ。


もりた もとこ 京都生まれ 京都育ち。日々、普段着として着物を楽しむ。
2001年より きものインターネットクラブに自らの着物のコーディネートとエッセイを発表
http://www.kimono.co.jp/
2003年より、sousouの着物ディレクターを務める
2004年10月 京都に自身のキモノの店 omoオープン
オリジナル商品を開発・販売する傍ら、料亭やレストランのユニフォームを初め、テーブルアクセサリー等のプロデュース、雑誌等の着物コーディネートも手がけています。
http://www.moritamotoko.com/

コメント

興味深く読ませて頂きました。色々情報や教えて頂きたいので、是非場所や内容のご案内下さい。

>棚橋さま

コメントありがとうございます。
着物クラブスタッフです。

もりたもとこさんのショップ「omo」は、京都市中京区室町通押小路上ル東側4軒目にございます。
TEL075(212)8676、営業時間は11時~7時まで、定休日は水曜日となっております。
ショップのサイトは
http://www.moritamotoko.com/index.html
です。
着物クラブで連載中の「もりたもとこのお着楽きもの」もご参照ください。
https://www.kyoto-minpo.net/kimono/archives/005000_/
また、omoさんの催事等のご案内もさせていただいております。今後ともよろしくお願いいたします。