/entertainment/00200_cinema_review/00201_/

アウェイ・フロム・ハー君を想う

アウェイ・フロム・ハー 人間は“忘れたい記憶”と“残したい記憶”を極限下で選択できるのか?
 結婚生活44年目を迎えた、フィオーナとグラントは互いに深く愛し、身体的にも肉体的にも充実していた。しかし、妻フィオーナの物忘れが次第にひどくなり、アルツハイマーであると診断される。現実を受け入れがたい2人だが、いつもの帰り道を忘れたことでフィオーナは老人介護施設への入所を決意する。1ヵ月後、面会を許されたグラントは、妻が自分のことを全く覚えていないどころか、車椅子に乗ったオーブリーという男性を非常に気にかけていることを知る。現在の献身的な介護の反面、若かりし頃浮気を重ねていたグラントにとっては、これは自分に対する罰なのではないかとも思い始める…。 (京都シネマ・カワベ)
twitterでコメント

作品情報

  • 出演:ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント、オリンピア・デュカキス 他
  • 監督:サラ・ポーリー
  • 脚本:サラ・ポーリー
  • 原作:アリス・マンロー
  • 音楽:ジョナサン・ゴールドスミス
  • 製作年:2006
  • 製作国:カナダ
  • 配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ、アニープラネット
  • 時間:110分
  • ジャンル:ドラマ
  • 原題:Away From Her
  • 公開日:08/09/20
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ
この記事へのコメント一覧

「短編の女王」アリス・マンロー作品の映画化ですね。
監督のサラ・ポーリーというと、「アボンリーへの道」のセーラが懐かしい。数年前、「ドーン・オブ・ザ・デッド」の宣伝で来日されたときには、いつのまにかすっかり大人の女性になっていました。
ひところ、社会運動にはまってたようですが、インタビューなどを見て、若いのにしっかりした子だなぁ…と思ったものです。
彼女の初監督作品ということで是非観たいと思います。

全国でも上映館が多くはないこの映画、京都でやってくれて嬉しいなぁ。
これからも、良い映画をお願いします。

投稿者:みかりんさん│ 08年09月05日