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ぼくのエリ 200歳の少女

ぼくのエリ 200歳の少女 いじめられっ子のオスカーが初めての恋に落ちた。だが相手の少女エリはいつも夜にしか姿を現さず、謎は多い。そんななか町では惨たらしい殺人事件が続発する。そしてオスカーはエリが12歳のまま200年生き続けるヴァンパイアだと知り、物語は予想もしない展開を帯びる…。
 北欧の厳しい風土が醸し出す詩情、初恋の甘酸っぱい切なさ、そしてぞっとするような恐怖とサスペンスが見事に織り成された本作は、世界で60もの賞を獲得し、既にハリウッドでのリメイクも決定しているという。主人公を演じるカーレの金髪とリーナの黒髪、降り積もる白い雪と赤い鮮血のコントラストも鮮やかだ。この珠玉のメルヘンは北欧映画にまた新たな歴史を刻むことだろう。(京都シネマ・ニシオカ)
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作品情報

  • 出演:カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション、ペール・ラグナー
  • 監督:トーマス・アルフレッドソン
  • 脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
  • 原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト『モールス』
  • 音楽:ヨハン・セーデルクヴィスト
  • 製作年:2008
  • 製作国:スウェーデン
  • 配給:ショウゲート
  • 時間:115分
  • ジャンル:ホラー
  • 原題:Let The Right One In
  • 公開日:10/10/09
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ