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アンダー・コントロール

アンダー・コントロール すでに原発全廃を決定し、その計画が進行中であるドイツのさまざまな関連施設の現在を、透徹したカメラワークと構成力で描き出す。SF映画と見紛うほどの精密機械で溢れたコントロール室、無残な廃墟と化した原発とその驚愕の再利用方法、地下600メートルの無人世界に封印された廃棄物貯蔵庫、そして核の番人ともいわれるIAEA(国際原子力機関)の内情や原発労働者たちの日常…。かつて「夢のエネルギー」として期待され、“核の平和利用”として使われてきた原子力。人間は果たしてこの悪魔的な力と容易に決別することができるのか? あるいはその手の中で飼い馴らし“コントロール”することは可能なのか? 脱原発派も推進派も必見の原発解体マニュアル!(京都シネマ)
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作品情報

  • 監督・脚本・撮影・リサーチ:フォルカー・ザッテル
  • 製作年:2011
  • 製作国:ドイツ
  • 配給:ダゲレオ出版 イメージフォーラム・フィルム・シリーズ
  • 時間:98分
  • ジャンル:ドキュメンタリー
  • 原題:Unter Kontrolle
  • 公開日:12/02/25
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ