/entertainment/00200_cinema_review/00201_/

ラビット・ホール

ラビット・ホール ニューヨーク郊外。瀟洒な邸宅に暮らすベッカとハウィー夫妻は、愛する息子を交通事故で失った悲しみから立ち直れず、夫婦の関係もぎこちなくなっていた。そんなある日、ベッカは息子の命を奪ったティーンエイジャーの少年と遭遇し、彼の後を追う。一方ハウィーは妻とは別の女性に安らぎを求め…。
 愛するものを亡くした悲しみを抱きながら歩み出そうとする、喪失からの再出発を描く夫婦の愛の物語。ピューリッツァー賞受賞の同名戯曲に感銘を受けたニコール・キッドマンが初めて製作と主演を兼ねた念願の企画。虚飾を一切そぎ落とし、ごく普通の女性の複雑にして起伏に富んだ感情を繊細に表現して物語に完璧な説得力を与えた。 タイトルの“ラビット・ホール”とは白ウサギに誘われてワンダーランドに落っこちた少女アリスのシュールな体験になぞらえている。(京都シネマ)
twitterでコメント

作品情報

  • 出演:ニコール・キッドマン、アーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト
  • 監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
  • 原作・脚本:デヴィッド・リンゼイ=アベアー
  • 音楽:アントン・サンコー
  • 製作年:2010
  • 製作国:アメリカ
  • 配給:ロングライド
  • 時間:92分
  • ジャンル:ドラマ
  • 原題:RABBIT HOLE
  • 公開日:11/11/05
  • レーティング:PG12
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ