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山宣の性教育の源流をイギリス・ドイツに訪ねた旅行記〔11〕

2007年7月 4日 11:23

ベルリンあれこれ
 ベルリンには前に来たことがある。壁の崩壊の後だった。土産にそのコンクリート片を買った。今回はブランデンブルグ門からポツダム広場周辺のウンター・リンデンバウム通り周辺を幾度も歩き、オペラ座でも観劇、コンサートに参加した。ご近所からの参加のIさんはトミーと連れ添って頂き、時に保護者であり、時にはナビをしてもらったようだ。こうしてこのあたりの地理に明るくなった。ベルリン大聖堂、ベルガモン博物館といった誰しも行くところへ観光に行き、ゲイ・ミュージアム(写真)やケーテ・コルビッツ(注)の像の安置された建物へも私たちのグループは行った。
 性教育・エイズHIV啓発の教育は学校で進められていると聞いたが、さらにベルリン市長はゲイと知った。政策として性的マイノリティに優しいのだろう。そこでゲイ・ミュージアムへ行った。ここは写真展示がメインだった。入り口で訪問者と会話していたらベルギー人のゲイの映画監督とシナリオライターに出会った。彼らは自作の映画を日本に送ってくれると約束してくれ、帰国後にメールが届いた。妻が事務局を務めるPLHNET(エイズとともに生きる会)の仲間に早速それを転送した。民間交流の面白さだ。
 後者は、参加者のNさんの紹介(治安維持法犠牲者国家賠償同盟中央本部のSさんの書状もあり)された場所だった。菩提樹と栃の花が咲いている公園の隣にあり、ベルリン大講堂が直ぐ近くにあった。ベルリンでの訪問のもう1件は、平和ミュージアムで妻と知人となったHさんのお寿司屋さんでの食事に行くことであった。店ではHさんが料理を出してくださった。彼女の紹介がありガイド役をKさんが引き受けてくださった経緯であった。店の近くのユダヤ教の寺院を見て帰った。
 ちょうどこの頃、ベルリンの新聞でドイツ北部のロストクでのG8(首脳会議)報道があった。首脳の写真(こちらでは安倍が蚊帳の外で写真から外れていたが)と反G8デモがダイインする姿が大写しとなっていた。なんでも権利主張するようで、ベルリン市内をローラースケーターの一行が自由に街を走らせろ!のデモがあり、驚きであった。


※ ケーテ・シュミット・コルヴィッツ(Käthe Schmidt Kollwitz、1867年 - 1945年):版画家、彫刻家。貧困にあえぐ農民や労働者、戦争に翻弄される民衆の苦しみを表現主義的な作風で描きだした。20世紀前半のドイツを代表する芸術家の一人として高く評価されている。

まとめ
 6月2日からの13日までの旅でした。ポンドやユーロが高いとか燃費値上がりで参加費への撥ね上がりもあり心配しました。参加者は8名、山宣と銘打ったがそれ以外の参加者もありギリギリの、旅行となった。いろいろ学びました。オーダーメイドの旅でゆっくり周る、見学予定も時間切れとなれば打ち切り、と言った具合。現地でご案内頂いた食べ物、オペラ観劇、オーケストラ鑑賞等々参加者のニーズにあった即席のプランも実現して充実した日々となり、楽しかったと言えます。私の準備不足と体力知力の現状もあり、旅で妻の助けと次男の体力と英語の交渉能力に助けられて、時にスリリングな経験もありました。まあ、参加者の相互の思いやりと何と言っても知り合い方のガイドの助けで支えられた旅となりました。

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