HOMEラグダス強豪国 > サモア

強豪国

サモア

author:スモール・フォス

サモアのエンブレム「南十字星と椰子の木」 この世に数ある格闘技。その中に必ずと言っていいほど出てくるのが「サモアの怪人」である。大相撲の元横綱曙も出身はハワイではあるがサモアンの血を引いている。もちろん格闘技の要素をふんだんに含むラグビー界も例外ではない。サモア代表だけにとどまらずオールブラックスを筆頭とする強豪国の中においても「サモアの怪人」の存在は大きい。サモアの人口が20万人弱であることを考えれば、いかに格闘技の好きな、強靭な肉体を持つ民族なのかがわかる。

 サモアのラグビーはまさに格闘技である。筋肉ムキムキの肉体を前面に出し、パワー全開のスクラム、激しい肉体のぶつけ合いを楽しむラグビーである。
 小国ながら世界ラグビー界に欠かせない存在ではあるが、小国ゆえに財政的問題も大きい。国内にとどまるよりも近隣の経済力のある強国へ移り、そこで代表を目指す選手も多い。また近隣に限らずヨーロッパの強国からも、いわゆる「青田買い」が行われ、サモア国内の若く有望な選手たちが次々に国外へ流出してしまっているのが現状である。IRBを筆頭にし、ラグビー界には絶対に欠かせないサモアのような小国に対する大きな資金援助が継続的に行われなければならない。
 世界各国へ散らばっているサモアンたちが集結し一致団結したサモア代表は、列強にとって最大の脅威になることは間違いなく、世界で最も激しく痛いラグビーが生まれるはずである。

  • エンブレム…南十字星と椰子の木&マヌー(伝説の英雄)
  • チームネーム…マヌー・サモア
  • ヘッドコーチ…ニコ・パルモ
  • キャプテン…セモ・シティティ
  • W杯最高成績…ベスト8(‘91、‘95)
わからないラグビー用語は凡例で→
July 16, 2008