おやすみ、ぼく

おやすみ、ぼく

絵本がいど

 寝る前のチンパンジーの子どもが布団の上で順番に「おやすみ」を言っていきます。いったい誰に言うのでしょう? それは「ぼく」の足に、ひざに、ももに、おなかに、おしりにと、自分自身の体にでした。なんて素敵なことでしょう。自分の体に声を掛けると、この身体が自分とは別人のような不思議な感覚がしてきます。この間隔ってとても大切ですよ。