001001_釣行記

京都労釣会 第2回鮎つり大会 富山・小矢部川

大会新、28センチ、27.5センチが出た!!

20090924_01.jpg 京都勤労者つりの会(京都労釣会)は、秋の大型連休初日の9月20日、第2回鮎つり大会を富山・小矢部川で開催。いずれも労釣会鮎つり大会での従来の長寸記録27センチ(15年程前の九頭竜川・勝山、9月初旬開催)を大幅に塗り替える28センチ、27.5センチもの巨鮎の釣果に沸いた。
 大会は、河川の水況(降雨増水や濁り等)と参加会員の事情などから、二転三転して、9月下旬近くの鮎釣りとしては“晩期”の開催となったもの。  参加者は、会員4、非会員2の計6人。当日は朝肌寒かったものの、遠方(京都市内から敦賀・北陸自動車道経由で約280キロ強)の為、つり開始時刻の9時頃には、陽射しのかなり強い「鮎つり日和」の好天となった。

 小矢部川には囮屋が少ないため、事前に事務局長が(川魚屋さん)予約し、囮を受け取り、年券代(日券発行なし)4千円を支払い、事前に川の様子を下見してからの入川となった。
 川に着くと、「なんじゃこれ?」、「こんなとこで、ほんまに鮎釣れんの?」、「こんな遠くまで来て、竿出す価値あんの?」、「こんな浅場苦手やし、まして、街の中やん」、「大鮎釣れるから、太い仕掛けにって言われたけど、どう見てもそんなポイント無いやん!!」、等などと釣る用意のスピードが鈍る。結局、「せっかく遥々来たんやし、なんせ初めての川やから、“あかなんで元々”って言うことで、とにかく竿出してみよ!!」と、皆が重い腰を上げる。
 そんなことから、「今回も、早いけど午後1時には検寸を済ませて、検寸後は自由にしよう」と申し合わせて、競技開始。
20090924_02.jpg 駐車した土手の付近にまずは全員入川。竿を出してから暫くすると、和田会員が2、3尾と追わす。遅れて入川の山田も「バレタ!!」と大声。細野事務局長にも来た!! そうこうしている内に山田に25センチ超の大型がヒット。6人が並んで独占状態だった川辺に、俄然活気がみなぎる。
 大型を求めて、3人が上流へ移動。これが「大正解」だった。
 午後1時前に全員が顔を揃え、顔を見合わせて、「すごい!! こんな大鮎が居るなんて信じられんけど、居た!!」と異口同音の感想。巨鮎が次々と検寸台にのる。「ほら、やっぱり27以上あるやん」「うわっ! ホントにあるがな!!」と口々に感嘆の声。巨鮎の横では、いつもなら良型の24.23センチなど小さく見えた。

 「ほんまに、お蔭様で、“良い鮎つりの納竿”が出来ました」とは優勝者沼田会員の弁。

〈1尾長寸の上位成績〉
優 勝:沼田 精史 28センチ(大会新記録)
準優勝:和田 三郎 27.5(大会新記録)
3 位:山田 勝暉 25.2
〈沼田会員の仕掛け等〉
竿8.1メートル、水中糸 ナイロン0.5号、ハリス1.5号、ハリ狐8.0号3本イカリ
〈和田会員の仕掛け等〉
竿9メートル、水中糸 複合金属0.2号、ハリス1.5号、ハリ狐8.0号満開チラシ

 検寸後、全員が再び竿を出し、午後4時前に納竿となった。釣果の方は、25~27センチの大物を6人で計20尾と言う満足行くものだった。
 尚、今後の見通しとしては、釣果の内半数が抱卵状態だったことから、 “超大型の、一発狙い”以外での釣行は、「鮎は夏の魚」と言う趣旨からもお勧め出来ない。「来年の同時期のお楽しみ」としたいものだ。(記:山田勝暉、写真:細野事務局長)

2009年9月24日


京都勤労者つりの会(京都労釣会)
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