京都民報
なるほど京都

京の菓子暦

茶の湯と京文化に磨かれ、育まれた京の和菓子。四季折々の京の和菓子を紹介します。

甘楽花子 坤庵

  • 白餡に水を加え、
  • 熱を入れます。

  • 軟らかくなった白餡に茹で卵の黄身を裏漉したものを加え、練り上げていきます。
  • 黄身餡は炊き上がって冷めてくるとよく締まりますので少し軟らか目で上げます。

  • 左:ねりきり 右:白餡
  • そぼろに使うねりきりはそのままでは粘りが強過ぎますので白餡を加えます。まずねりきりだけを軟らかくする為に布巾で押しつぶします。

  • その後白餡を加えてよく混ぜ合せます。ねりきりと白餡の割合は各人のお好みです。
  • 毛通しで通します。

  • 毛通しに付いたそぼろを布巾の上に払い落とします。
  • 10

    他のきんとんと同じように底と周囲はしっかりと付けます。

完成
見た目も口当たりも、菓銘のように優しく儚く、
溶けるようです。
芯の餡は黄身餡にするのが約束になっています。