記者会見で町長選出馬の決意を語る谷田氏(中央)=7月19日

町民の声聞かない町政変える

 任期満了に伴い8月8日告示、13日投票で行われる井手町長選挙で、町政の改革を目指し、「みんなで井手町のまちづくりを考える会」(略称=「井手町まちづくり会」、代表・松島繁行氏)は18日、町内で記者会見を開き、候補者として同会会員で町議(18日に議員辞職願提出、日本共産党)の谷田みさお氏(64)=無所属=を擁立すると発表。谷田氏が決意表明しました。

 記者会見で、同会の松島代表は、谷田氏擁立に向けての経過を報告。

 谷田氏は、今期で引退を表明している汐見明男町長が、町内にバスを走らせるよう求める署名が町民の14%から寄せられたにも関わらず実現に背を向けるなど、町民の声を聞かない町政だったと批判。汐見町政の継承を訴え、町長選への立候補を表明している西島寛道町議会議長に町政を任せるわけにはいかない、と出馬要請を受けたと述べました。

 さらに、同会が訴えている、通院や買い物などのために、近隣自治体も結ぶバス路線を、町長退職金や期末手当を受け取らずに予算にまわすなどして実現することをはじめ、▽子どもにやさしいまちづくり▽高齢者にも障がい者にもやさしいまちづくり▽環境にやさしいまちづくり▽安心・便利なまちづくり▽公平・公正、住民が主人公のまちづくり―を柱とした提案を住民の意見を取り入れてさらに充実させるとしています。

 谷田氏の経歴は次の通り。

 たにだ・操 宇治市生まれ。大阪大学文学部卒。城南高校英語科講師、城陽高校と田辺高校の英語科教諭を務め、1994年から井手町議8期。