太田文代さん

 映画のまち、京都ならでは市民の映像遺産といえる「京都ニュース」(1956~94年、244作品)の保存、活用を切望しています。市政報告や祭事、景観の変化など、当時の市民生活の話題を集めた京都市広報課制作の映像で、市内の映画館で上映されていました。

 フィルム(35㍉)の原版が、京都市歴史資料館で見つかり、一部デジタル化した映像を、17年の京都国際映画祭で上映した時のこと。まだ未作業のものが多くあり、それらを保存し、活用できるよう、現市長に、「一度、見てください」と直接、伝えましたが、関心を示されませんでした。

 自前で制作できたからこそ、原版が残っている奇跡的な資料、京都ならではの価値ある財産だと思います。「文化芸術都市」と言いながら、「お金がない」と言って、生かそうとしない姿勢は、大変残念です。

 歴史・文化・街並みを市民と一緒に守り、文化や文化財保護の予算を増やして、京都の文化の保護・継承を進めると表明している福山さんに期待します。