農業やっとるもんやったら全員反対ですよ。府農業会議常任委員も兼ねていますが、そこでも反対ですぐ一致しました。城陽市農業委員会でも議論して声を上げたいと考えています。
 城陽の作物はコメ、お茶、カキ、ウメ、サツマイモ、テラダイモなどいろいろ。担い手は、定年後に継いだ方や兼業でやられる方も多いのに、人件費の安い国で大量に作ったものに勝てるはずがないでしょう。でも、そんな方々が国土を守っているのです。今、一部の国土が外国人に買われているニュースを見ました。農地も買われてしまうのではと、心配になります。
 農業は国民の食を支えています。「農滅べば、人滅び、国滅ぶ」と言いますが、なぜ一部の大企業のために国を滅ぼすのか。農業か、輸出産業か、なんて対立して比べるものではありません。農業は守るものです。
 国民の食料も賄えないのに壊してどうするのか。イギリスやドイツは自給率を20%以上回復させていると聞きました。TPPなんて参加せず、自給率を向上させる政策を考えてほしい。(「週刊しんぶん京都民報」2011年01月30日付に掲載)