綾傘鉾稚児社参 綾傘鉾に奉仕する稚児6人と町内役員が7日、八坂神社(京都市東山区)で祇園祭の無事を祈願しました。
 綾傘鉾(綾小路通室町西入ル)は平安時代の風流鉾の姿を残す貴重な鉾で、大きな傘を中心にした棒振りと囃子が特徴です。
 本殿での儀式の終わりに森壽勇宮司(61)が挨拶し、稚児らに「17日は今日よりも暑いと思います。今日よりもっと汗が出ると思います。大丈夫ですか?」と声をかけると、元気に「はい」と答えました。
 稚児を務める大杉和也くん(5)の姉、奈央さん(9)は緊張した稚児姿の弟を見て「よう頑張ったと思う」と笑顔いっぱい。父親の伸治さん(45)は「巡行ではかなりの距離を歩きます。子どもが慣れないことをしているとは思いますが、最後まで歩き切ってほしい」と語りました。