【参院選2025】民主主義壊す危険な潮流危惧/「こもれび書店」店主・西岡圭司さん #共産党に期待

本棚を貸し出し、自分の売りたい本を並べるシェア型の本屋を始めて2年になります。多様性を尊重する情報を発信したいと、アイヌやパレスチナ関連の講演会なども行っています。
民族学研究の雑誌編集、出版を手掛けてきました。大型書店は売れ筋が中心で、民主主義を大事に考える町の本屋さんが消え、政権に批判的であるはずのマスコミも腰が引けているように感じます。
それでも昨年の衆院選で与党が過半数割れし、選択的夫婦別姓制度、企業・団体献金禁止法案が審議入りするなどの明るい兆しがありました。その矢先、排外主義を主張する政党の急激な台頭に危惧を感じています。
「日本人ファースト」の主張には危うさを感じます。彼らの言う〝日本人〟にはLGBT、障がい者、貧困層は含まれるのか、女性を暴行しても罪を問われない米軍には抗議しないのか。「新日本憲法(構想案)」は天皇制国家の復活を目指す極右思想です。排外主義、弱い者いじめの政治が向かう先は戦争につながらないのか。民主主義を壊す危険な流れには批判的であるべきです。