【参院選2025】共産党の農業政策には未来がある/宮津市の農家、「オリーブの会」代表・瀬戸享明さん #共産党に期待

教員を退職してから10年、代々の農地約1㌶を引き継ぎました。農家になって、農業がいかに大変な仕事か身に染みて感じています。
今の米不足と価格高騰は自民党農政が減反を押し付けてきた結果ですが、私の父も減反政策の下で稲作を減らしてきました。1反(10㌃)でとれる米は約8俵(1俵60㌔)。肥料代や苗代、農機具のローンを引くと赤字で、年金で穴埋めして維持しており、ずっと「米作って飯食えない」状況です。
米は主食。減反・減産から増産への転換、市場まかせから国が責任をもって安定供給を進める農政へ転換すべきです。地元の担い手の中心は70代以上、このままでは5年で限界集落です。しかし、農地を守ることは中山間地の環境を守ることであり、次代につなぎたいと誰もが願っています。地元農家と協力してオリーブを名産品にしようと、「オリーブの会」を立ち上げ、16人で約800本を育成中です。
共産党の農業政策には安心して米や作物を作れる価格保障と所得補償、自給率向上など未来がある。若者たちが作物を育て、収穫する喜びを持てる政治に変えたい。願いを託せるのは農家出身の苦労人、倉林さんしかない。