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(5)「佐々木蔵之介の弟」です─佐々木酒造・1

07年12月03日(月)│執筆者:佐々木酒造・佐々木晃

blog_071203.jpg 私は男3人兄弟の末っ子で、まさか酒屋を継ぐことになるとは思っておりませんでした。上の兄は「飲んで無くなってしまうものを造るのはいやだ」と言って建築の道に進んでしまいました。
 二番目の兄が跡を継ぐべくして、神戸大学の農学部に行ってバイオテクノロジーの研究や酒米の研究っていうテーマで卒論書いたりして、着々と酒造家の道を歩んでいたのですが、突然「俳優になる」と言って出ていってしまいました。
 いつも自己紹介のところで佐々木酒造です、と言ってもあまり皆さんご存じない感じなのですが、最近は俳優の佐々木蔵之介の弟です、というと結構知ってくださる方があって、うれしいような複雑な気分です。
 まあ、そんなことで、大学では中国文学科だった私が嫌々酒屋を継ぐことになったわけなんです。

 うちの蔵は二条城の北側あたりにあるのですが、皆さん、京都の造り酒屋というと真っ先に京都の南の伏見を連想されることと思います。もちろんそれはその通りで、現在の伏見区ではあの狭い範囲に20軒ほどの蔵元が密集していまして、全国的に見ても灘に次ぐ全国第二位の生産量を誇る酒処として全国に知られています。
 ところが、京都の造り酒屋の起源は洛中、旧京都市内なんです。

 昔の資料などを見ていると、私どもの蔵の創業が明治26年で、その時点で131軒の蔵元がありました。この頃は伏見よりも洛中の方が蔵元の数も生産量も多かったんです。
 もっとさかのぼれば、室町中期には300軒あまりと、もちろん日本最大の酒処だったわけです。そうなった理由は、室町時代には全国諸国の貢米が三条室町の米揚に集まって、その米を使ってお酒を造らせて、この頃に確立した今で言う「酒税」を、出来上がったお酒に対して徴収して幕府の財源に充てていたということで、幕府が酒屋の発展を助成した、という背景もあったようです。

 伏見の酒蔵さんは大手が多いですが、それに対して洛中の蔵元では、家内制工業的な小さな蔵元が多くて、都での小さな市場でのシェアの食い合いをしていたわけですから、自然と淘汰されていって減っていき、いまはうちだけになってしまいました。

 まあ、洛中のように、ここまで強烈に減った地域も珍しいのですが、全国的に見ても昭和48年をピークに毎年少しずつ清酒の生産量は減ってきて、現在は蔵元の数も生産量も半減してしまっています。今、全国では1500蔵ほどの蔵元がありますが、今後増える、ということは考えられない厳しい業種であることは確かです。



この記事へのコメント

はじめまして(o^∀^o)
私は、日本酒ってあまり飲んだ事がありません(^o^;でも、すごく美味しそうで飲みたくなりました♪

正月休み最後の日を、熱燗を飲みながら読ませて貰いました。
読み易く、ほのぼのした文体に酒で温まった身体が益々暖かく。
日本酒っていいですよね。

出身地の近所からスターが生まれるのは
大変嬉しいです。
家を継がれている弟さん、同じクラスの可能性が・・・

何年か前から「佐々木蔵之介」と言う名前は気になってました
あるラジオのゲストで京都の造り酒屋の息子と言うので
まさかなぁ~~っと思ってました^^
で!!PCで検索すると「佐々木酒造」の名が・・・
驚きました

もちろん、このHPもちょくちょく見てましたよ~~
前のHPは寂しかったような・・・気が

もちろん、お酒も「出水の酒」
で出されているものも頂きました
うまかったぁ~~~^^

私も近くに住んでます。初めて知りましたよ(--)

「いやいや」継がれたのがちょっと残念です、、、 作り手のエネルギーは出来たものに注がれますから。きっと、今は、お酒作りを愛していらっしゃいますようお祈りいたします。

京都に行く度に、「聚楽第」買いに伺っています。
蔵之助さんのファンとしては、小売りのところに、出演されたドラマや映画のポスターが貼ってあっていい雰囲気でうれしいです。
新発売の「ハンチョウ」・・・早速、購入します。

今晩は、そしてはじめまして。愛知県の半田市(知多半島の真ん中あたり)に住んでいます。
「ハンチョウ」の新シリーズの開始をたのしみにして、ウロウロしていたところここ辿りつきました。
家族の一人が京都市内に住んで3年、京都の地酒が帰省のお土産ということもよくあります。この正月も、連れ合いはうれしそうに味わっていました。

知多半島もかつては、200ほどの蔵元があったようですが、今では7蔵に。「知多酒で乾杯!」を合言葉に日本酒ファンの開拓をしています。

お兄様のファンになったのが先ですが、近所に住んでいるので、贈り物がある時など、ちょくちょく寄せて頂いております!「聚楽第」の新米を手にいれにこないだも行き、自宅用(「西陣」も)と進物用に頂きました。お正月に飲ませていただきましたが、美味しかったです☆あまりお酒に強くないのですが、佐々木酒造さんのお酒はちびりちびりと飲むには最高です。今年は一段と冷えますが、いいお酒ができますように♪

カクテルから入り、最近日本酒もやる様になりました。
精米歩合(?)が低いというだけで喜ぶような素人ですが
日本酒(というより酒全般か・・・)も
蔵之介さんも大好きです。(風林火山での演技が素晴らしかった)

これからも美味しいお酒を作り続けてください。


今度、京都に行ったら、是非お邪魔します。
勿論、お酒買えますよね?

そうだったんですか.....  蔵之助さんの大ファンなので 弟様にも是非お会いしたいです    伺いたい気持ちで一杯ですが 中々時間が取れません  県外ですので ホテル予約もしないといけないし.... でも絶対絶対伺います  

いいお酒の味は、素人でも違いが分かりますよね。
あまり強くないので、一杯で美味しいお酒が飲みたいです。
明日、買いに伺います。

初めてお伺いいたします。
日本酒が大好きで、近くに酒屋によく立寄っては買って行きます。もしかしたら扱っているのかもしれませんので、探してみますね。その店はご主人がワインの称号みたいのをお持ちですので、ワインはたくさんあるのですが、日本酒もたくさんあります。蔵元がなくなってきている現在、伝統を消してはいけない!と強く願ってやみません。これからもお仕事に精進されることを願います。

今は京都府の北の果てに住んでおりますが、

2年前までは京都市内に住んでおりました。

仕事の帰り道に佐々木酒造さんの前を通ると、

辺りにふんわりと芳醇なお酒の香りが漂っていて

しばらく立ち止まって、目をつぶって鼻から深呼吸をしていたことが

懐かしく思い出されます。

このブログのコメントを読むと私も佐々木酒造さんのお酒が飲みたくなってきました。

でも、私は下戸なので、今度、実家の父に買って帰ろうと思います。

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