イージス艦

イージス艦とは:
 イージス艦とは、イージスシステムを搭載した艦艇の総称です。 したがって、「駆逐艦」や「巡洋艦」などの名称とは異なり、艦種を問わずイージスシステムを搭載した艦艇であれば、「イージス艦」と呼ばれます。

 「イージスシステム」とは、アメリカ海軍によって空母機動部隊の艦隊防空用に開発された艦載戦闘システムです。フェーズド・アレイ・レーダー(位相配列レーダー)で目標物を察知し、自動的に処理・攻撃します。従来の護衛艦にも迎撃能力はありましたが、イージス艦はコンピュータ制御により、同時に飛来する多数のミサイルを自動的に迎撃する能力が桁違いに大きく、特に上空からの脅威にさらされている国にとっては艦隊防空の要とされます。 ただし、この能力は主に対空戦でしか役に立ちません。 対潜水艦戦能力は普通の護衛艦と大して変わりません。そのため、イージス艦は通常、機雷を排除し海域の安全を図る直衛の護衛艦とセットで運用されます。

 イージス艦導入には、さまざまな条件を満たす必要があります。まず、システムそのものだけで従来の駆逐艦が造れるほど高価であるため、国家として高い経済力が要求されること。運用には高度な技術と多大な人員が必要であるため、ある水準以上の錬度と規模を有した海軍がなければならないこと。そして、世界最高水準の防衛力を誇る高度な軍備を託すには、開発国アメリカにとって信頼のおける同盟国でなければなりません。すべての条件をクリアした国が、かつてアメリカと戦火をまじえ完敗を喫した後、驚異的な経済発展をとげた日本でした。1993年、「こんごう」型護衛艦がアメリカ以外では初のイージス艦として日本で就役しました。
  現在、日本が保有するイージス艦は6隻。今のところアメリカに次いで世界第2位の保有数です(ただし、アメリカは84隻と圧倒的な差がある)。

府内の基地所属イージス艦

国内のイージス艦

  • DDG-173 こんごう
    所属:第1護衛隊群・第5護衛隊
    定係港:佐世保
  • DDG-174 きりしま
    所属:第4護衛隊群・第8護衛隊
    定係港:横須賀
  • DDG-176 ちょうかい
    所属:第2護衛隊群・第6護衛隊
    定係港:佐世保
  • DDG-178 あしがら
    所属:第2護衛隊群・第2護衛隊
    定係港:佐世保