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平成ジレンマ

平成ジレンマ 「戸塚ヨットスクール事件」から30年―。訓練生の死亡事故や行方不明事件を起こし、希代の悪人として裁かれた戸塚宏とスクールの現在の姿を追う。戸塚は2002年の最高裁判決で6年の懲役が確定。2006年に刑期を満了し、現在はスクールに校長として復帰している。事件後、当然ながら訓練生は激減し、現在は10名の訓練生が在籍しているが、激しい体罰は影を潜め、日々のヨット訓練も昔のような緊張感はない。かつて訓練生は不登校や非行など10代が中心だったが、いまは引きこもりやニートだったものが多く、年代も半数が20代と高年齢化しているという。あの時代が裁いたものはいったい何だったのか。そしてそれは、いま何をもたらしているのか…。現代社会が抱えるジレンマをスクリーンに浮かび上がらせる。(京都シネマ・江田)
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作品情報

  • 出演:戸塚宏
  • 監督:齊藤潤一
  • プロデューサー:阿武野勝彦
  • ナレーション:中村獅童
  • 製作年:2010
  • 製作国:日本
  • 配給:東海テレビ放送・東風
  • 時間:98分
  • ジャンル:ドキュメンタリー
  • レーティング:
  • 公開日:11/04/09
  • 京都シネマの上映情報
コンテンツ企画協力:京都シネマ
この記事へのコメント一覧

 戸塚さん、元もとは自閉症の人達の社会参加に支援したい気持ちでいっぱいだったんでしょう。
 あの指導法がどの自閉症の青年にも有効と考えてあられたのが惨事を起こすきっかけだっただったと考えられます。
 自閉症と言う障害の研究不足で、自分の狭い「成功体験」のみで他者の指摘を受け入れない
頑固さを克服していきましょう。謙虚な態度で
障害のある人を真面目に支援しい行きたいものです。

投稿者:岸本さん│ 11年04月05日