シネマレビュー

海と大陸

海と大陸> 南イタリアのシチリアから遠く離れた地中海に浮かぶリノーサ島。漁業が盛んだった島も衰退の一途を辿り、人々の暮らしも変わろうとしていた。父を海で亡くした20歳のフィリッポも、漁師を続けようとする祖父、観光業に転じた叔父、本土で新生活を始めたいと願う母との間で、戸惑いを隠せずにいる。そんなある日、アフリカからの難民、サラとその息子が、決死の覚悟で海を渡ってきた。海の掟を重んじる祖父は、法を無視して母子を救うが、この行為が波紋を起こすことになる…。
公開日:13/04/27
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天使の分け前

天使の分け前 スコッチウイスキーの故郷スコットランド。グラスゴーに暮らすロビーは、少年刑務所を出所したそばから問題を起こしてしまうが、恋人との間に子供が生まれることに免じて、刑務所送りの代わりに300時間の社会奉仕活動を命じられる。すると、それが運命の転機となった。そこで出会った指導者のハリーにウイスキーの奥深さを教わり、眠っていた“テイスティング”の才能に目覚めるのだった。
公開日:13/04/20
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シャドー・ダンサー

シャドー・ダンサー 1990年代、北アイルランド。IRA(アイルランド共和軍)の活動に身を捧げるシングルンマザーのコレットは、ロンドンで起こった爆破未遂事件の容疑者として拘束され、秘密裏に通されたビルの一室で、MI5(イギリス諜報局保安部)の捜査官マックから、究極の選択を迫られる。25年の刑に処されて刑務所に入るか、内部情報をMI5に渡すか…。幼い息子のため、スパイになることを選んだ彼女は、MI5とIRAの厳しい目に追い詰められながら、綱渡りの日々を送る。
公開日:13/04/06
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100万回生きたねこ

100万回生きたねこ 「100万回生きたねこ」は、絵本作家でエッセイストの佐野洋子によって、1977年に生まれた。100万回死んで100万回生まれかわった「ねこ」の数奇な運命を描いたこの絵本は、昨年、刊行35周年を迎えた。本作は、世代を越えて読み継がれるその秘密と作者・佐野洋子の世界をゆっくりと紐解いていく。
公開日:13/03/23
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千年の愉楽

千年の愉楽 紀州の路地に生を受け、女たちに圧倒的な愉楽を与えながら、命を燃やしつくして死んでゆく男たち。その血の真の尊さを知っているのは、彼らの誕生から死までを見つめ続けた産婆・オリュウノオバだけだった。年老いて、いまわの際をさまよい続けるオリュウの胸に、美しい男たちの物語が蘇る…。
公開日:13/03/09
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