京都桜情報2010

大山崎町の桜

京都桜2010大山崎

 天王山を頂く大山崎町の寺社も桜満開を迎え、18日の日曜日まではきれいな花が見られそうです。中でも観音寺(通称=山崎聖天)や宝積寺(通称=宝寺)など境内は満開の桜いっぱいで、ハイキングや散策に訪れる人たちの「きれい!」という感嘆の声が聞こえます。
 観音寺は平安時代に宇多天皇の御願寺(ごがんじ)として創建され、江戸前期に木食上人以空が中興開山し歓喜天を祀りました。その後は商売繁盛を祈願する鴻池家、住友家や三井家など豪商の信仰を集め大いに発展したと伝えられています。本尊の観音菩薩より歓喜天への信仰が盛んで聖天さんと親しまれています。
 宝積寺(ほうしゃくじ)は奈良時代に聖武天皇が僧行基に命じて建立した古寺と伝えられており、広い境内には重要文化財の桃山時代の三重塔、十一面観音立像、金剛力士像ほか多数の重文を安置する本堂、山門からの参道などの周辺の桜が豪華です。住職さんは「今年は早く咲いたのに寒い日がつづいたからか、まだ花をいっぱいつけていますね」と笑顔で案内しています。
 観音寺も宝積寺もソメイヨシノが主体ですが、嵯峨野の桜守佐野藤右衛門の苗床から移植したシダレザクラも境内諸堂に溶け込んでいます。両寺院とも天王山への登り口で、軽快なスタイルでハイキングを楽しむ家族連れなどが訪れています。(仲野良典)

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