日本共産党の武田良介参院議員(環境委員)は8月10日、南山城村と三重県伊賀市にまたがる山林で計画されているメガソーラー建設予定を調査。9日には、伊賀市長、伊賀市と南山城村の住民と懇談しました。

 現地調査は、「南山城村の自然を守る会」の鈴木史朗氏が案内し、日本共産党の島津幸広前衆院議員、百上真奈伊賀市議、「草の根運動いが」の宮崎えいき伊賀市議らが同行しました。

 鈴木氏は、開発予定地一帯は砂防指定地で、1953年の南山城水害の際に北側の山が各地で崩落し、近隣地域で犠牲者が出たことや、今回の計画は、砂子田川流域の谷を埋めて、流路を変更することになっており、府の審査技術基準にも反していることなどを説明。

 一行は、日本で一番小さいトンボとされるハッチョウトンボ(府天然記念物、府準絶滅危惧種)やコモンセンゴケ(府絶滅寸前種)などを観察しました。

 武田参院議員は「防災上も環境上も非常に問題のある計画。環境破壊につながるメガソーラー計画は、国で規制していくようにしたい」と話しました。