終戦から73年となった8月15日、京都府日本共産党後援会は京都市下京区の四条烏丸交差点で街頭宣伝を行い、安倍9条改憲を許さず、戦争の惨禍を繰り返させない決意を訴えました。

 宣伝では、同党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員、浜田よしゆき府議(北区選出)、西野さち子京都市議(伏見区選出)が訴え。1987年の京都市議初当選時から毎年終戦記念日宣伝を続けているという穀田氏は、戦争と平和を巡る課題として、▽戦争の歴史を風化させない▽安倍9条改憲阻止▽核兵器禁止条約への参加と批准▽沖縄新基地ストップ―などをあげ、これを進める力の源泉が「市民と野党の共闘」にあると指摘。3000万署名と国会での野党共闘が通常国会での改憲発議を許さなかったと強調し、「ここに新しい政治の流れがある。日本共産党はこの流れを大きく推し進めたい」と力を込めました。

 浜田氏は、「京都では、米軍レーダー基地によって府民の命を脅かす事態も生まれています。基地撤去の声を上げていきたい」と述べ、西野氏は、「歴史は、戦争が人間を狂わせることを教えてくれています。73年目の今日からまた、平和を守る一歩を踏み出したい」と訴えました。

 憲法9条の「9」をデザインしたTシャツを着て、宣伝を聞いていた、保育士の三宅裕子さん(50)は、「保育園でも毎年8月に、親子で戦争や平和を題材にした絵本を読む企画を開催しています。9条改憲を掲げたり、広島や長崎の被爆者とまともに向き合わない安倍首相の姿勢に憤りを感じています」と話していました。

 この日の宣伝では、京都市出身で、来年4月の東京・三鷹市議選に立候補予定の紫野あすかさんが司会を務めました。