だれもが移動しやすい公共交通の実現を求めて、準備をしてきた長岡京市の住民らが4月22日、「長岡京市のくらしと公共交通を考える会」(通称・バスの会)を結成しました。同市産業文化会館に54人が参加し、学習会と結成総会を開き、署名や宣伝など、今後の活動を展望しました。

 同市では、交通空白地域の解消、高齢者の外出支援として2006年10月から、市運営のコミュニティーバス「はっぴぃバス」の運行が開始。「長岡京市公共交通に関する条例」(13年)の制定後は、社会実験バスが運行する一方、バス停廃止撤回や増便の要求など地域ごとの住民運動が起こっていました。

 総会では、事務局長の岩本美砂子さんが、これらの経過をのべ、全市を視野に入れた運動団体の必要性から、バスの会を準備してきたことを報告。活動の目標を提案、役員を紹介しました。

 運動の交流では、バス停を存続させた住民運動の経験、向日市の「『市内巡回バス』を実現する会」の取り組みが報告されました。

 総会に先立つ学習会では、立命館大学の土居靖範名誉教授が、「『長岡京市公共交通に関する条例』をいかして まちづくりを進めよう」と題して講演。土居氏は、買い物や通院などに必要な交通手段(交通権)の保障は、国や自治体が責任を負うべきだとのべ、全国に広がる交通基本条例や住民の足を守るための各自治体の取り組みを紹介。バスの会が、同市の条例を生かし運動を発展させることに期待しました。
 結成総会には、日本共産党の市議らも参加しました。

 確認された役員は以下の通り(敬称略)。
 ▽会長=中西一正▽副会長=本多三郎、深田泰弘。