日本共産党の倉林明子参院議員は12月23、24の両日、府北部で国政報告会を開催。衆院選後の特別国会における野党共闘の深化について語り、「市民+野党」の力で安倍9条改憲ストップ、綾部市長選勝利を、と訴えました。

 24日に綾部市内2会場で行われた集いには合計約60人が参加。倉林議員は、特別国会で「共謀罪廃止法案」などの3法案を5野党で共同提出するとともに、安倍政権による社会保障大改悪をめぐっては希望の党を含めた6野党で申し入れしたことを紹介。「一致点で野党共闘できる中身が広がっている」と語りました。

 安倍政権が狙う9条改憲をめぐり、自民党の「中間取りまとめ」(12月20日)では、現行9条の1、2項を維持した上で自衛隊の根拠規定を追加する「首相案」と、党改憲草案をベースに2項を削除する案を併記したことを紹介し、「意見がまとまらず安倍改憲は最初からつまずいている。安倍首相の思惑を打ち破る、野党共闘の流れは弱まっていない」と強調しました。
 
 2013年の初当選から、4年半の活動を振り返り、国会質問・討論が156回に上ったことを紹介。なかでも、原発問題は50回を超え、原発事故時の避難計画についての質問を通じて、30㌔圏の自治体が「避難計画が完全でない」と判断した場合に再稼働を拒否できる法律をつくる展望がうまれていると指摘。「“首長を変えれば、再稼働できない”ということにつなげたい」と述べました。

 また、府内の漁業者を訪問する中で寄せられた、台風で海に流出したごみにより破損した定置網の修繕について国会で取り上げ、補助が実現したことを報告し、「共産党の議席は国民、府民の声を届け苦難解決につながる。引き続き奮闘したい」と決意を語りました。
 23日には、舞鶴市内3会場で報告会を実施しました。