国保・介護保険料の負担軽減や社会保障の拡充を府に求める「みんなのいのちを守る署名」を大きく広げようと、「総仕上げ学習会」が18日、京都市中京区のラボール京都で開かれ、2月末の署名提出に向けての決意を固め合いました。

 同署名呼びかけ人の尾藤喜弁護士が署名推進へ向け、貧困の実態や社会保障制度のあり方などについて講演しました。尾藤氏は、府内や全国各地で生活苦や生活保護を受けられなかったことにより、自殺や餓死などが相次いでいる実態を告発。自民党国会議員やメディアによる生活保護バッシングなどの世論形成などで、生活保護や社会保障制度改悪が進んでいることを強く批判し、「いのちの署名を広げ、みんなのいのちを守る行政に変えていこう」と呼びかけ、最低賃金引き上げ、医療保険・介護保険の給付の充実、子育て支援策拡充などの必要性を強調しました。

 京都社保協議長で署名呼びかけ人の渡邉賢治さんがあいさつし「医療、福祉の現状は本当に厳しくなっている。
京都を変え、日本を変えていこう」と呼びかけました。

 署名の事務局から、同署名が18日までに12万7000人分を超えたことが報告され、署名提出の2月27日までに大きな署名運動を展開していくことが提起されました。

(「週刊京都民報」12月24日付より)