四国電力伊方原発3号機(愛媛県)について、広島高等裁判所が12月13日、熊本県・阿蘇山の巨大噴火による影響は小さくないと指摘し、「新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不合理」と運転停止を命じる仮処分の決定を下したことを受け、同15日の下京区の関電京都支社前での「キンカン行動」では、同決定を歓迎する「祝勝利 広島高裁 伊方原発運転差し止め」と書かれたくす玉が割られました。日本共産党の穀田恵二衆院議員、倉林明子参院議員も駆けつけ、スピーチしました。

 倉林議員は国会議員として4年半、原発を扱った質問は50回を超えたと述べ「原発の立地県でなくても、30㌔圏内で原発ノーの声があれば、止められる、そういう自治体の首長が求められています。脱原発、再稼働ノーを求める声をもっと広げよう」と呼びかけました。穀田議員は参加者をねぎらい、ともに頑張ろうと激励しました。

 キンカン行動は今回で286回。約100人が「大飯原発動かすな。勝手に決めるな京都は地元」などとコールを唱和しました。