八幡市で、就学援助制度の新入学用品費(入学準備金)が入学前の2~3月に前倒しして支給されることになりました。これまでは、入学後の5月以降に支給されていたもので、日本共産党八幡市市議団の論戦と市民の運動が実現しました。

 同制度は、小中学校入学時にランドセルや通学カバン、制服などの購入費の支援として支給されているもの。従来の支給時期では、「入学前に多額の立て替えが必要で、対象となる経済的に苦しい世帯には負担が大きい」と改善を求める声が上がっていました。同市は、入学前支給のために、関連経費(1635万円)を市議会12月定例会(4日開会)に提案する補正予算に盛り込む予定です。

 前倒し支給をめぐっては、同党市議団は、今年3月の市議会で当初予算案に盛り込むよう予算組み換え動議を提出(否決)したのをはじめ、毎議会の一般質問などで取り上げ、繰り返し改善を求めてきました。8月と11月には、市と教育委員会に対して要望書を提出していました。(山本)