京都市西京区の「松尾9条の会」(会員48人)は、松尾小学校区3000世帯の1割に当たる300人分を目標に、署名に取り組んでおり、12日までに104人分が集まっています。

■署名用紙を3000世帯に

 10月末から1週間かけて、全世帯に署名用紙とともに、協力のお願い文書を配布。学区内に住む同会員6軒の自宅地図と名前を書き、署名用紙をポストに投函(とうかん)してもらうよう、呼びかけています。

 署名は、配布翌日からポストに入り始め、10日間で50人分が集まっています。
 同会の活動で、ポストへの署名用紙投函の呼びかけは2回目。15年11月、戦争法に反対する署名用紙を全戸配布し、3軒のポストへの投函を呼びかけましたが、20人足らずでした。

 事務局の山田喜彦さんは「今回、署名していただいた方は初めて聞く名前ばかりで驚いています。総選挙で改憲勢力が3分の2を占め、安倍内閣の改憲の動きに対する危機感の表れだと思います」と話しています。事務局では、署名を寄せた人に対して、お礼とともにさらなる協力と行動を呼びかけるニュースを届ける予定です。

 また、街頭での署名行動にも取り組んでいます。5日、観光客でにぎわう嵐山では、8人が参加し、外国人を含む46人から署名を集約。ハンドマイクで「日本が再び戦争をする国になるのはごめんです。9条改憲に反対です。憲法が生かされる政治こそ願いたい」などと訴えました。

(「週刊京都民報」11月19日付より)