来年4月の京都府知事選挙での府政転換をめざし、「いま、いのち・暮らし憲法をいかす京都11・14府民大集会」(同実行委員会主催)が14日、京都市左京区のみやこめっせで開かれ、府内各地から3000人が参加。安倍政権と対峙する市民と野党の共闘の実現、憲法をいかした府政への転換を誓い合いました。

■新潟発「市民と野党の共闘」トークで交流/府民の声届く知事つくろう

 市民と野党の共闘で新しい知事を誕生させた経験を学び、京都でも実現しようと、「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」事務局次長の川俣幸雄(さちお)さん(日本共産党新潟県委員会書記長)が、新潟県でのたたかいについて講演しました。

 新潟では、市民と野党の統一候補を擁立し、2016年7月の参院選で森裕子さん、同年10月の県知事選挙で米山隆一さんが勝利。10月の総選挙でも野党統一候補が6選挙区で4勝しています。
 川俣さんは、県知事選のたたかいについて、候補者調整が進まず、告示6日前になって米山氏の擁立を発表。事務所に電気も電話もない状況でスタートした経験を述べながら、「米山さんはもともと自民党や維新の党の公認候補をしていた人物。しかし、市民と野党の共同が広がるなか、原発再稼働問題を争点に掲げるなど、一直線に成長した。元医師で弁護士、科学の精神を持つ人。保守のみなさんとも共同し、県民に寄り添う知事を実現できた」と評価。米山知事のもと、柏崎刈羽原発再稼働の検証委員会を立ち上げ、医療や農業制度改善などに取り組んでいることを紹介し、府知事選でも市民と野党の共闘を呼びかけました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員・国会対策委員長が、憲法改悪、消費税増税、原発再稼働推進などを狙う安倍政権と山田府政を批判し、「府民の力で命と暮らしを守る府政に変えよう」と呼びかけました。同党府議団の光永敦彦幹事長が、高すぎる国保料、老人医療助成制度(マル老)の改悪、逆立ちした地域経済振興策、原発再稼働、スタジアム建設など府民の願いに背く山田府政の実態を告発し、府政転換を訴えました。

 府民の切実な要求実現を求めて運動するグループのメンバーらがリレートーク。「学費引き下げや給付制奨学金を実現し、ブラックな働き方をなくす」(LDA京都)、「子どもの医療費無料制度の拡充を」(子ども医療・京都ネット)、「平和な日本を守ってほしい」(舞鶴市の女性)、「文化パルク城陽売却ストップ」(同考える会)など要求を訴えました。

 「府民本位の新しい民主府政をつくる会」代表の森川明弁護士が開会あいさつし、尾藤廣喜弁護士が府政転換への発言を行いました(別掲)。シンガーソングライターの川口真由美さんが演奏し、同志社大学大学院教授の浜矩子さんがメッセージを寄せました。

■共闘の中から知事候補を/梶川憲「民主府政の会」代表が訴え

「府民本位の新しい民主府政をつくる会」代表の梶川憲・京都総評議長が閉会あいさつで、候補者擁立について発言しました。
 各地で市民と野党の共闘が広がる情勢を述べ、「総選挙中から、新しい共闘の中で府政の新しいリーダーをつくる挑戦が始まっています。権力にすりよる知事でなく、府民とともにある知事を生み出すため全力をあげている最中です。命と暮らしの悲鳴に応える府政を求める大運動と、安倍改憲、“アベ政治”を許さない大共闘を広げ、新しい知事を生み出そう」と呼びかけました。

(写真上=3000人が詰め掛けた府民大集会、写真下=新潟での「市民と野党の共闘」の経緯や教訓を語る川俣氏〔右端〕)

(「週刊京都民報」11月19日付より)