■医師/民進党、もう応援しない

 8歳の時に、太平洋戦争の敗戦を迎えました。子どもながらに、戦争、敗戦の苦労を記憶しています。それだけに、憲法9条をまもらなければとの強い思いがあります。恒久平和をうたった9条には、世界の理想と英知が凝縮されているでしょう。

 しかし、安倍政権は、北朝鮮問題を利用して戦争への危機をあおり、9条改憲を目指すという。詭弁(きべん)を使った手法は、ヒトラーと同じではないでしょうか。安倍一強の独裁政治をなんとしても止めさせたい。その時に、野党共闘を進めてきた民進党が、希望の党に合流するという決断をしました。希望の党の主張は、憲法をはじめ自民党とほとんど変わりません。民進党は、改憲勢力の党に組み込まれたと言えます。

 私は、民進党が民主党だった時から左京区で後援会に入り、長年支持してきました。しかし、もう一票を投じることはないでしょう。今回の各党の対応を見ていて、共産党の言動は本当にスジが通っています。安倍政権を倒して、安保法制の廃止や改憲を阻止するために、野党との共闘を目指し、自党の候補者を降ろしています。柔軟で、立憲民主主義の大道に立つ姿勢はりっぱです。憲法を守る他の野党とともに躍進・勝利し、安倍政権を必ず退場させてほしい。その思いでいっぱいです。