「安倍はやめて」「憲法9条守ろう」――手作りのプラスターや横断幕を掲げ、毎週月曜日の夕方、向日市の一文橋交差点で続けている「憲法9条を守る5向区ネット」の宣伝「一文橋アピール」が6日、100回目を迎えました。

■2015年6月から毎週月曜夕方、手作り宣伝グッズ掲げ

 「5向区ネット」は、2015年6月29日、戦争法案反対の運動が盛り上がる中、「戦争法案反対レッドアクション」としてスタート。月1回の予定でしたが、「月1回では間尺に合わん。安倍首相が辞めるまで、毎週やろう」との声が出されました。29日が月曜日だったので、毎週月曜の夕方5時から30分間、年末年始と雨の日以外、続けてきました。場所に選んだのは、同校区の中で最も交通量が多く、スーパーがあった一文橋交差点。同ネットメンバー以外も含め毎回約30人が、交差点の4つ角にそれぞれプラスターと横断幕を持って立ちます。

 宣伝物はすべて手作り。「戦争NO」の文字の下には真鍋宗平さんの描いた母娘のイラスト、横2メートルの横断幕には「戦争はアカン 平和を守ろう」の文字と子どもの絵を描いています。プラスターを入れる手提げ袋も手作りです。

 100回目の宣伝で、女性陣は赤いTシャツでアピール。マイクを持って、「森友」「加計」疑惑に見られる国政の私物化や2020年に憲法9条の改憲を明言した安倍首相を厳しく批判。「いったいいつまでやるんですか? とても安倍さんに政治は任せられません。いい加減、やめてくださ~い」とアピール。車から手を振る人や「頑張って」と声を掛けて行く自転車の高校生もいました。「戦争いやだ! ワン」と書いたゼッケンを背中に付けた柴犬のハナコは人気者。通りがかりの人が足を止めます。

 休んだのは1回だけという浜村冨美さん(80)は「80年間で一番嫌なことは、戦後食べるものがなくみじめな思いをしたことです。二度と戦争はあかん」と雪の日も、暑い夏も立ってきました。世話人の柴田邦子さんは「秘密保護法に戦争法、共謀罪法など、これだけの悪法を次々強行されたら、やめるにやめられません。何より憲法9条を変えさせてならない。支持率が落ちてきた安倍さんを、いよいよ退陣へ追い込む時です。小さな動きでも声を上げ続けることが大事です。安倍さんが辞めるまで続けます」と力を込めて語りました。

(写真=一文橋交差点の一角で「安倍ヤメロ」とアピールする同ネットメンバーら〔台風のため6日に繰り上げて宣伝〕)

(「週刊京都民報」8月13日付より)