日本共産党京都府委員会は19日夕、「共謀罪」法案の衆院法務委員会での強行採決に抗議する緊急宣伝を烏丸御池で行いました。同党府委員会は17日に渡辺和俊府委員長を本部長とした「憲法9条改悪阻止闘争本部」を設置。「戦争する国」づくりに向けて暴走する安倍政権を厳しく糾弾しました。

 金森とおる書記長・衆院3区候補、ちさか拓晃2区候補、山内佳子府議らが訴え。金森氏は、「テロ対策」の文言は1カ所もなく、名前を変えても国民の思想・内心を処罰し、言論・表現の自由を脅かす危険な本質はまったく変わっていないと指摘。「最大の狙いは立ち上がった市民の声を封じることだ。安倍政権を退陣させ、憲法が生きる日本を作るため、日本共産党の躍進を」と力説。ちさか氏は「共謀罪」に反対する野党や市民らと力を合わせて憲法違反の悪法を廃案にするまで全力を尽くすと表明。「野党共闘に最も熱心に取り組んでいる日本共産党を大きく伸ばすことが、確かな力になります。一緒に政治を変えよう」と呼びかけました。

 山内府議は共謀罪法案では、277が対象となり「内心処罰」が横行する治安維持法の現代版だと述べ「4度目の廃案を実現させ、戦争へとひた走る安倍政権を退陣に追い込もう」と訴えました。