原発ゼロをめざすキンカン行動などに取り組む市民有志のメンバーらが10日、関西電力高浜原発の再稼働中止を求め、府と京都市に申し入れました。府庁前で抗議行動に取り組み「高浜動かすな」「知事は国に中止を求めよ」と声を上げました。

 山田知事への申し入れでは、高浜原発は免震事務棟やフィルタ付ベントもないなど安全対策が不十分な上、実効性のある避難計画がないこと、一旦事故を起こせば極めて困難な被害をもたらすことなどを強調。また同原発の5㌔圏であるPAZ(予防的防護措置を準備する区域)に舞鶴市の一部が入っていることを示し、「事故が起これば府民に深刻な影響をあたえることになる」とし、知事が高浜原発の再稼働に反対を表明することを求めています。

 府庁正門前での行動では、参加した市民らが「京都府知事として再稼働反対を堂々と表明してほしい」「府民生活を危険にさらす高浜再稼働は絶対反対」と声を上げ、アピールしました。日本共産党府議団も宣伝に参加しました。