20160705-01  比例代表、京都選挙区とも1票争う大激戦となっている参議院選挙(10日投票)で、京都府内在住の中国残留「孤児」らが、「2度と戦争孤児を生まないため、日本共産党の躍進と大河原としたか候補の勝利を」と仲間に支援を訴え、大奮闘しています。

 行動の中心となっているのは、京都での中国残留「孤児」国家賠償請求訴訟(2003~07年)の原告団長を務めた奥山イク子さん(83)=京都市伏見区=です。
 同訴訟には、当時まだ若手弁護士だった大河原候補が弁護団に参加。奥山さんは、「原告はほとんど日本語が話せず、通訳を介しての聞き取り調査は時間もかかり、特に敗戦からその後の苦労話を聞き出すのは大変だった。大河原さんは、毎晩仕事を終えてかけつけてくれ、感謝しても感謝しきれない」と言います。

 地元で開かれた大河原候補の演説会(6月27日)には、杖なしでは歩けない不自由な体で参加。連日、原告やその家族に電話をかけ、支援を呼びかけてきました。

 4日には、もう一回り支持を広げようと自宅でミニ集会を開催。近くに住む原告仲間、金井睦世さん、中里一臣さんら4人が集まりました。「大河原さんには本当に世話になった」「国会で頑張ってもらいたい」と言い、「孫も入れたらうちは6票ある」「うちは4票。子どもと孫にも言ってみる」ことになりました。

 奥山さんは「残された人生はそう長くない。日本の平和と憲法を守るため、共産党と大河原さんをどうしても勝たせたい。投票日まで頑張りたい」と話していました。