20160416-0420160416-05  司法修習生(55期)時代の同期で、事務所の同僚です。中国残留孤児国家賠償訴訟や、教員の超過勤務の是正を求める超勤訴訟など、一緒に取り組んできました。大河原くんは、私利私欲なく、困っている人を助けるために行動する人、事務能力に優れ、普段はクールですが一緒に飲んだ時などには熱く政治を語る人です。

 新人弁護士時代に関わった残留孤児の訴訟は、原告109人、実働の弁護士も20人近い大規模な訴訟で、共に事務局を務めました。大河原くんは弁護団会議の議事録作りを一手に担い、会議終了直後に議事録を配布するなど、事務能力の高さを遺憾なく発揮していました。

 最近、大河原くんが「♯ふつうに働きふつうに暮らす」というテーマ発信をしています。私たちが弁護士になった当時、相談で多かったのは自己破産やヤミ金融被害でした。普通に働いていた人たちが、会社の倒産、リストラ、突然の病気などで職を失い、多重債務となってしまうのを目の当たりにしました。法律が改正されたこともあって多重債務の相談は減りましたが、非正規の労働者の相談が増えており、働いていても貧困、「普通に暮らす」ことすら難しい深刻な事態があります。こうした多くの普通の人々の相談を受けてきた大河原くんが政治家になれば、普通の暮らしを保障する政治に変えてくれると期待しています。

 私は、京都弁護士会の「両性の平等に関する委員会」に所属していて、配偶者や恋人からの暴力(=DV)被害者の事案をよく受けています。こうした事案は、弁護士が加害者の攻撃の的になってしまうこともあり、一人で受任するのは危険なこともあります。そんなときには、よく大河原くんに共同での受任を頼むのですが、当然のことのようなさりげなさで引き受けてくれるのがありがたいです。

 政治の舞台でも持ち前の〝気負わない正義感〟で、どんな分野の問題解決にも向き合い、安倍暴走政治を転換する大きな力になることは間違いありません。

(写真=的確で速い事務処理能力に定評のある大河原さん。事務所のデスクでは2台のパソコンを自在に操作します
(「週刊しんぶん京都民報」4月17日付より)