20160401-0120160401-02 大河原さんは同じ事務所に所属する3年先輩の弁護士で、その仕事ぶりを身近に見てきました。大河原さんの参院選立候補の決意を聞いたときは最初、我々のエースがいなくなってしまう、痛手だと思いました。しかし、安倍政権が憲法違反を繰り返し、あまつさえ改憲を公言するような危機的政治状況下では、大河原さんを国会に送りだすしかないと、腹をくくった次第です。

 「エース」と呼ぶ理由の第一は、人権感覚の鋭さです。
 かかわってきた事件の中で特筆すべきは、残留孤児の国家賠償訴訟と原爆症の認定訴訟です。これらは日本の戦争の負の側面に正面から向き合い、国の責任を認めさせる厳しい闘いです。この闘いで、大河原さんは全力を尽くしてきました。

 加えて、弱い人に寄り添う活動も続けてきました。例えば、ジヤトコの派遣切り事件や朝鮮学校へのヘイトスピーチの問題。建設アスベスト、大飯原発差し止め訴訟もそうです。入り口の時点では出口の見えない困難な訴訟であっても、弱い立場の人を励まし、率先して弁護を引き受ける。そして、出口まで導くことのできる人です。

 二つ目はその手腕です。京都弁護士会で、推されて2013年度に副会長を務め、特定秘密保護法の反対運動の先頭に立ちました。この活動があったからこそ、安保法制に反対する今日の京都弁護士会の一連の活動につながっていったと思います。大河原さんが果たした役割は、決して少なくありません。

 もう一つ、弁護士としての事務処理の的確さと速さです。人権活動、すぐれた手腕が発揮できるのもこの力があるからです。国会に出たら、膨大な資料を読みこなし、国民のために縦横無尽に論戦をしてくれるでしょう。
 弱者に寄り添える心を持ち、能力・手腕に優れた人。そして39歳という若さにあふれています。国民のエースとなることはまちがいありません。

(写真=残留孤児問題の始まりの地、中国黒龍江省方正県の日本人公墓を訪ねた大河原さん〔後列2列目から3人目〕=04年8月)

(「週刊しんぶん京都民報」3月27日付より)