20160305-01  学生演劇界のトップを決める第1回全国学生演劇祭(実行委員会主催)が2月29日まで、京都市左京区のアトリエ劇研で開かれ、トップの大賞に京都産業大学の学生などでつくる劇団ACT(京都代表)が選ばれました。

 全国学生演劇祭は、青少年育成、地方文化の発展、劇団のネットワーク構築などを目的に開かれたもので、8地域の学生演劇祭を勝ち抜いた9劇団(開催地京都は2劇団)が競演しました。

 賞は大賞、審査員賞、観客賞、個人賞。審査員と観客による投票でそれぞれ、審査員賞、観客賞が、総合得点で大賞が決められました。個人賞も審査委員、観客各投票による審査員部門と観客部門が設けられ、各1人が栄誉に輝きました。

 大賞を受賞した劇団ACTの脚本・演出家、一人静さん(23)は、「卒業論文のように、4年間の活動の集大成として、高いものを求め、団員みんながついてきてくれた。評価されて本当にありがたいです」と笑顔で語りました。

 受賞団体、個人は次のとおり。【審査員賞】劇団ACT、【観客賞】poco a poco(名古屋代表)、【個人賞】〈審査員部門〉村上真理(演劇ユニット コックピット、福岡代表)、〈観客部門〉佐口由希子(poco a poco、名古屋代表)。
写真=受賞者と実行委員、審査員。前列中央が劇団ACTのメンバー