20160205-01  最終盤を迎えた京都市長選(7日投開票)で、「憲法市政みらいネット」の本田久美子候補の勝利を目指し、日本共産党の小池晃副委員長・参院議員が4日、応援に駆けつけ、市内3カ所で訴えました。四条烏丸では、「安倍政権のもと、戦争への足音が聞こえてくる状況の中での選挙。京都で必ず憲法市長を実現しよう」と呼びかけると、聴衆から多数の声援が上がり、街頭は熱気に包まれました。

 小池氏は、停戦合意が破られ安全とはいえない南スーダンへのPKO活動に、京都市内の自衛隊・桂駐屯地からも派兵がされていたことを告発し、「戦争法のもとで、京都の自衛隊の若者が殺し殺されるようなことは絶対あってはならない」と強調。その上で、現市長が戦争法に反対しないどころか、市営地下鉄に自衛官募集の吊革広告を出したことを批判し、「こんな市長はアカン。市民を戦場に送らない本田市長を誕生させよう」と呼びかけました。

 京都市の冷え込んだ経済や遅れた福祉施策の現状について触れ、「市の予算規模は7500億円。市にないのはお金ではない。人の痛みをわが痛みとする心だ」と批判。本田候補の公約を紹介し、「憲法市長、女性市長実現へ、最後の最後まで広げに広げよう」と力を込めました。

 本田候補は「戦争法廃止、原発再稼働ノーを国にきっぱり言っていく」と力説。子どもの医療費の拡充、中学校給食の完全実施、中小企業地域振興基本条例の制定、国保料引き下げ、敬老乗車証の改悪許さないなどの公約を挙げ、「市長の仕事は市民の暮らしを守ること。その仕事を私にさせて下さい」と訴えました。

 SEALDs KANSAI(シールズ関西)の野間陸さんが「安保法制廃止、原発再稼働反対、ヘイトスピーチ規制はいまの日本では当たり前のこと。この当たり前のことを言って、当たり前の暮らしを守ってくれる本田さんを市長にしよう」と訴えました。金杉美和弁護士が、全国から本田候補へ期待のメッセージが寄せられていることを紹介し、「日本の良識が、戦争法廃止を発信する本田市長実現を願っている。京都から大きな風を吹かせよう」と述べました。