20160204-03  「今度はこのビラの人や」「ビラに書いてある通りや。ええの配ってくれた」。京都市長選(7日投票)をめぐり、四条通の渋滞問題についての解決方向を示した「憲法市政みらいネット」の本田久美子候補のビラに、タクシードライバーからこんな声が寄せられ、反響を呼んでいます。2日には市内19カ所で配布され、現職門川候補への批判と本田候補への期待の声が相次いで寄せられました。

 ビラは「タクシー規制・追い出しストップ! タクシーは大切な足」と題したもの。現市政が、四条通のタクシー乗り場を縮小(6→2カ所)してタクシーを締め出す一方、車の総量規制をしないため渋滞を招いていることを批判。本田候補の「タクシーを公共交通機関として位置づけ、パークアンドライドの本格的検討など、関係者の意見をよく聞いて総合的交通政策をつくる」との公約を紹介しています。

 2日午後、個人タクシー互助協同組合の岸光之理事長ら6人が京都高島屋前などのタクシー乗り場でビラを配布し、受け取った運転手から次々と声が上がります。
 
 「門川市長はどんだけドライバーを泣かせるんや。本田さんやな。わかったで」(京都相互タクシー、68歳)、「市民の声を聞く耳持たん市長には代わってもらうしかない」(個人タクシー、61歳)、「四条通でほとんど営業できなくなって、月5万円は売り上げダウンや。市はこんなこと分かっているんか」(個人タクシー、70代)、「本田さんが負けるようやったら、応援してる共産党は解党もんや」((個人タクシー)、「前回は投票に行かんかったが、四条通で頭に来た。本田さんや」(個人タクシー、78歳)。

 岸理事長は「運転手の現市政への怒りが痛いほど伝わってきます。運転手の声を集めて、なんとしても選挙に勝利したい」と話しています。