20150919-01 京都教育センター事務局長で、元京都市教職員組合執行委員長の本田久美子さん(65)が19日、来年2月に予定されている京都市長選挙に立候補することを表明しました。

 京都市内で推薦人とともに会見し、「国民の声を無視して戦争法案を強行した安倍政権に怒りをもって抗議する。戦争法とその具体化に命がけで反対し、憲法を守る市政をつくりたい」と決意を述べました。

 立候補にあたっての「3つの思い」と「5つの基本姿勢」を示した、「子どもはみんな未来 いま憲法市長」と題した呼びかけを発表。(1)34年間、小学校教師を勤め、「教え子を再び戦場に送らない」を原点に、全国の知事、市長、町長、村長に、「全国平和首長懇談会」を呼びかける(2)すべての子どもに平等に成長・発達する権利を保障する総合的な専門部局、「子ども未来局」(仮称)を作る(3)門川市長のもとで、まち破壊計画が進むもと、まちづくり運動のリーダーで、1989年の京都市長選挙で大善戦した木村万平さんの「遺志」を継ぐと訴え、▽子どもからお年寄りまで安心して暮らせる京都をつくる▽中小企業地域振興条例制定で、京都経済の再生▽京都の景観を守り、学校跡地など市民の財産をホテルなどの大手資本に切り売りしない▽原発再稼働に反対する―などの基本姿勢を掲げました。

 推薦人の一人、森下総子・新婦人京都府本部会長は「住民の暮らしを守ることが首長の役割。平和を守り、憲法を守る市政を本田市長で実現してほしい」と訴えました。

 本田氏は1950年、群馬県生まれ。その後、高校卒業まで山口県宇部市で育つ。佛教大学卒業後、京都市の小学校教諭。京都市教組委員長、全日本教職員組合副委員長を歴任。現在、京都教育センター事務局長、左京母親連絡会会長、DCI京都セクション代表。京都市左京区在住