22日閉会した府議会5月臨時議会で、議長・副議長選出などをめぐり、与党会派は府議会第2党の日本共産党(14人)を排除し、与党会派でポストを独占する異常な選出を強行しました。同党府議団は、「民意や議会の公正・民主的運営を踏みにじる暴挙」と抗議しました。また、関西広域連合議員の選出では、日本共産党の加味根史朗議員が初めて選出されました。

 議長・副議長は自民党が独占。常任委員会でも、14議席に躍進した日本共産党が「副委員長」ポストを得る可能性があるため、同党排除を目的に常任委員会構成を現行6から5に減らし、常任委員会・特別委員会の委員長・副委員長を自民・公明・民主など与党会派が占めるという異常な党利党略の暴挙を強行しました。

 日本共産党府議団の前窪義由紀団長は同日、談話を発表し、「選挙で示された民意や議会の公正で民主的な運営を踏みにじる暴挙」と抗議。また、14議席へ躍進したことを受けて、関西広域連合議員(府議会は定数4)を獲得したことについて、「オール与党の枠組みに風穴をあける重要な前進。『地方創生』や道州制などへの動きに対し、厳しい論戦を行う」と述べています。