きたかみ原発ゼロネット 東京電力福島第1原発事故から4年を迎えた11日、京都市北区・上京区の団体・個人で組織する「きたかみ原発ゼロネット」は、北大路にある関西電力京都営業所前で「原発ゼロ」「再稼働反対」などを訴え、100人を超える市民らがデモ行進を行いました。
 デモ行進の出発に先立ち、マイクを握った人は「福島の方々が今なお苦しんでいるのに、原発再稼働に突き進む安倍首相や関西電力は絶対に許せない」、「高浜原発で事故が起これば、そこから50数キロメートルにいる私たち京都市民は全部被害者になる」、「暮らしも、子どもたちの未来も、私たちのすべてが奪われる。1200年の京都の歴史も、社寺仏閣も文化も奪われる」、「琵琶湖の水も放射能で汚染され、飲めなくなる」など次々に訴えました。
 また、日本共産党の浜田良之府議は、京都府が関西電力と締結した「安全協定」には「同意権」もなく、今回の高浜原発3、4号機の再稼働も対象になっていない問題点を明らかにし、「この時期にこの内容の『安全協定』を結んだことは事実上、再稼働に同意したとみなされる。再稼働反対を表明することが京都府知事の役割だ」と厳しく指摘しました。
 デモ行進の途中、バスを待つ女性から声援が飛んだり、信号待ちのバイクの若者が一緒にシュプレヒコールを唱和するなど、沿道の人々と「原発再稼働反対」の思いや願いを共有しました。デモ行進には、日本共産党の井坂博文、玉本なるみ、くらた共子の各京都市議も参加しました。