教育のつどい 第64次京都教育研究集会―子どもの未来をみんでなでひらく「教育のつどい」(実行委員会主催)が1月24、25の両日、京都市内で開かれ、憲法や子どもの権利条約が生きる教育、学校づくりをめざして学習、交流しました。
 24日の全体会で、「『憲法の力』と『教育の力』」をテーマに講演した出口治男弁護士は、憲法や子どもの権利条約の視点から教育の位置づけを検証し、教育の目的が人格の完成にあることを強調。子どもたちを戦争に駆り立てる教育行政の動きを批判すると同時に、すべての基礎である平和の担い手は教育において養成されると述べ、「地域の人々が主人公として教育に携わる仕組みづくりに力を合わせよう」と呼びかけました。
 続いて2会場に分かれて開催した「教育フォーラム」で、学校統廃合や高校入試制度、中学校給食を求める運動などについて交流しました。
 京都市東山区の小中一貫校の現状と課題、府内各地の学校統廃合問題をめぐる運動の報告交流では、「どんな教育、学校をつくるかの議論がないまま廃校だけが決まっている」、「学校規模についてWHO(世界保健機構)は100人以下が望ましいとしており、強引な統廃合はこれに逆行する」など、活発な発言が相次ぎました。