デューク・エイセス60年を振り返りながら「マイ・ウェイ」を熱唱する谷道夫リーダー(右から2人目)

 日本を代表する男声カルテット「デューク・エイセス」結成60周年を記念したコンサートが24日、京都造形芸術大学の春秋座で開かれました。約450人の観客は往年のヒット曲を耳にし、胸を焦がしました。
 甘く切ない映画「慕情」の主題歌で開幕した第1部は、「ドライ・ボーンズ」「ジェリコの戦い」といった黒人霊歌や、ペリー・コモのヒット曲「アンド・アイ・ラヴ・ユー・ソー」、フランク・シナトラのヒット曲「マイ・ウェイ」など、アメリカのスタンダードナンバーを歌いあげました。
 第2部では、代表曲の「おさななじみ」や「女ひとり」などを演奏した後、参加者と「上を向いて歩こう」「明日があるさ」などを合唱。最後に昨年の新作「友よさらば」「感謝還暦」を披露しました。
 京都市伏見区醍醐から駆けつけた水野年子さん(82)は「40年前に夫を亡くし、デュークさんの曲を聞いて、いやされました。コンサートで当時の思い出がよみがえりました。リーダーの方が優しく握手もしてくださり、本当に満ち足りた気分で家路につくことができました」と語っていまとた。