ハイクファミリー 日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは3日から5日にかけて、 秋の特別例会「志賀高原・志賀山・四十八池湿原めぐり」を行い、29人が参加しました。
 3日、JR京都駅八条口をバスで7時30分に出発。横手山へはスカイレーターとリフトを乗り継いで山頂(2305メートル)へ。霧の切れ目切れ目に写し出される志賀高原の紅黄葉に歓声があがります。
 4日、8時40分に硯川ホテルを出発。前山リフト利用者と山上駅で合流しました。霧がかかって視界不良ながらも、回復を期待して渋池方面へ進みました。平坦な山道をしばらく行くと分岐点にさしかかり、ここから池めぐり散策組のB班(6人)と分かれてA班(23人)は志賀山を目指しました。樹林体の中の登山道は急登で、木の根や岩がゴロゴロしていて歩きづらい道が山頂まで続きます。方位盤を過ぎるとすぐに志賀山(2035メートル)で、10時50分に到着。素晴らしい展望を期待したが霧はまだ晴れてくれません。
 一旦下って30分も歩けば裏志賀山の分岐である。途中には赤い実をつけたゴゼンタチバナや濃紫(こむらさき)のリンドウも見られ、疲れが癒されます。分岐から15分程で志賀山神社の祠のある山頂(2040メートル)へ、そこから少し行くと展望が開け、運良く霧が切れだして180度の視界が開けました。眼下には、コバルトブルーの大沼池や北東部に志賀高原の山々が見渡せ、山肌の見事な紅黄葉にも見とれ驚嘆の声があがりました。絶景を惜しみつつ分岐へ戻り、B班と合流すべく大沼池へと下山。急坂で階段が長く、歩きづらい道が続きます。
 池畔のレストハウスに着いたのが13時、昼食休憩しました。外気温は13℃で風もあって寒く、レストハウスのホットコーヒーに至福を感じました。
 休憩後、美しい池と見事な景色を写真に納め、別れを惜しみながらバスの待つ大沼池入口(清水口)へ、15時35分全員が無事到着。
 5日、台風18号の接近による雨のため、戸隠高原の散策は中止し、霧にけむる戸隠神社中社を参拝してから帰路につき、18時、京都駅八条口に帰着しました。(八木)