20140707-03.jpg 伏見大手筋商店街で「7.6ロックアクションin伏見」が6日行われました。「集団的自衛権閣議決定撤回! 秘密保護鵜なくせ! 清掃への道許すな!」と街頭で訴えました。同アクションは昨年末の12月6日に戦争への一里塚である「秘密保護法」が強行採決されて以来、毎月6日に同法撤回を求めて訴えています。毎回参加する人数が増えてきています。
桃山ピースアクションの佐々木真紀さんがオカリナできれいな音色を響かせ、1日の集団的自衛権駆使の閣議決定後の記者会見で、安倍首相が「国民のくらしのため」と説明したことを批判。「侵略戦争後、戦争しない、戦力をもたないと誓い、信頼を築いてきた憲法を捨てながら、私たちのくらしのためなんて、みなさん、おかしいですね」と呼びかけました。そして、自衛隊が戦地で機雷処理する掃海隊がもう配備され、京丹後には米軍Xバンド工事がはじまっていると述べ、「これは集団的自衛権の先取りです。憲法も、私達の声も無視です。集団的自衛権の閣議決定を撤回し、秘密保護法も戦争も米軍基地もいりません。惑わされずはっきり言いましょう」と訴えました。
また「ルワンダの学校を支援する会」で国際協力活動に取り組んでいる中地フク子さんは「今日私が着ている服はギテンゲというアフリカの生地です。現地で職業のない住民に日本のボランティア総裁技術を指導してならった技術で女性が縫い上げてくれた服です。日本は過去に一度もアフリカに武器を持ち込んでいなかったのでアフリカ諸国からとても信頼されています。それが集団的自衛権容認となると日本は米軍とともに戦う国として見られます。民間ボランティアが今まで築いてきた発展途上国の住民との信頼関係を崩しかねません。武器で平和は生み出せません。直ちに撤回されることを望みます」と話しました。
日本共産党3区代表の石村和子さんは、集団的自衛権閣議決定撤回のプラカードを胸にぶらさげ、京都民報を掲げながら、京都選出の自民党元議員奥山茂彦氏が「他国への派兵は絶対ダメ、戦争への不安を強く感じます」と話していることを紹介。自民党や公明党を支持している方も心配や不安が持たれているとシール投票への参加を呼び掛けました。
南法律事務所の岩佐英夫弁護士は「日本は三権分立です。内閣は国会が定める法律を執行する機関です。憲法解釈を勝手に決められるものでは決してありません。みなさんと共に大きな声を上げてやめさせましょう!」と力説。幼児を抱いた若い夫婦は「シール投票させてもらいました。この子や祖父母の為にもっと訴えて欲しいです」と語っていました。
行動では、地元の市民団体や個人24人が、思い思いのリーフやプラスター、プラカードなど持ち署名やシール投票を呼びかけました。集団的自衛権の行使についてのシール投票では「容認する」が1票、「容認しない」が33票、「わからない」が1票でした。また同時に取り組まれた秘密保護法のシール投票も2回目ですが、反対が71票とダントツでした。(仲野良典)