ハイクファミリー 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは6月15日、例会「箕作山~赤神山(太郎坊)」を行い、40人が参加しました。
 万葉の秘めたる恋の舞台、蒲生野の近江鉄道市辺駅に10時に集合。阿賀神社より船岡山の良く整備された道を越え、桜の頃はさぞやと思える程の樹列を横目に畑中の道を登山口へと辿りました。名も知らぬが道端に小さな草花が咲き連なり、水を張った田には小さな水生昆虫が動いています。
 感覚を刺激しながら山へ。登山口から十三仏、岩戸山までは急登で休みながらゆっくりと登りました。六角氏の小脇城跡を過ぎ、小脇山、箕作山へと稜線歩きです。南東は東近江、北西は安土と景色は自在変幻します。瓦屋寺山系と云われていますが、寺は境内立入禁止のため割愛し赤神山(太郎坊)へ。
 分岐より山頂はピストン歩行。頂きでしばし風に吹かれ、蒲生野を眺めながら休憩し、太郎坊宮へ降りました。太郎坊は京都鞍馬山の次郎坊と共に役行者の弟子であり、天狗信仰に因むと言われています。夫婦岩を抜け、拝し、展望台より八日市の市街を眺め、長い階段を下り一路近江鉄道太郎坊宮前駅に到着しました。(山本)